バーを開業するにはこれが必要!資格や準備するもののすべて更新日:2018.09.12
こんにちは!札幌すすきのを中心にテナントビルを展開するLCグループです!
最近、脱サラしてバーをオープンする方が増えています。
「お酒が好き」「人と話すのが好き」なんて方には天職かもしれませんね?!
今回はそんな方のためにバーの開業準備について解説!
バーを開業するために必要な資格や届け出、費用や開業の流れをご紹介します。
バーの開業!まず必要となる資格や資金
バーを開業するために必須の資格、それは「食品衛生責任者」です。
この資格を持っていないとバーを開業することはできません!
食品衛生責任者資格は1日の受講で取得することができるので、資格を持っていない人はまず申し込みをして講習を受けるようにしましょう。
それと並行して、開業資金の準備も必要です。
物件情報提供サービス「ぐるなびPRO」のアンケートによると、バーの開業に必要な資金は500万~700万程度という結果が出ています。
そのうち、物件の取得や改装工事にかかる費用が250万円~500万円、運転資金が200万~400万円という内訳になっています。
開業直後はなかなか利益が出ないのが普通です。
利益が出なくても光熱費や仕入れ費用などは必ず発生しますので、経営が軌道に乗るまでの資金を確保しておく必要があります。
他にも補助金や助成金を上手に活用して開業資金を集められる場合もあります。
こちらの記事でも詳しくご紹介していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
開業資金を抑える方法
物件取得にかかる費用をできるだけ抑えることができれば、開業資金を抑えることもできます。
コストダウンをするためには、こんな方法があります。
■居抜き物件を探す
居抜き物件とは、前に入っていたお店の内装や設備、什器がそのまま残っている物件です。
お店のコンセプトやイメージが合えば、そのまま使用することで内装工事や什器購入のコストを大きく削減することができます。
■お店を手放したいと思っている人から丸ごと譲り受ける
お店を廃業したいと考えている人から丸ごと譲り受けることが出来れば、居抜き物件以上にコストダウンの可能性もあります。
お店を閉店するには、内装の原状回復や備品の処分などで多額の費用がかかります。
「廃業したいけど閉店資金がないので、現状のまま〇〇円くらいで引き取ってくれる人はいないだろうか」と考えている方は意外といるものです。
内装や設備はもちろん、食器など細かなものまでもらえる場合もあります。
■大家や不動産屋に家賃交渉をする
他に検討している借り手などがいなければ、交渉次第で多少家賃が下がる可能性もあります。
ただし、あまり無理やりにはいけません。
お互いが気持ちよく契約できるように心がけましょう。
バーを開業する前に流れを知ろう!
バーを開業するための大まかな流れや、必要な届け出などをご紹介します。
【1】食品衛生責任者資格取得とお酒に関する知識や技術習得
前段でも触れた「食品衛生責任者」の資格取得が必要です。
講習は1日ですが、事前に申し込みが必要ですのでスケジュールを確認しましょう。
また、バーなのでお酒やカクテルに関する知識も必要です。
【2】開業資金の準備
開業資金の集め方は主に、「自分の貯蓄から出す」「親や親戚などから援助をもらう」「金融機関から融資を受ける」などの方法があります。
自己資金以外は準備に時間がかかるものですので余裕を持って行いましょう。
【3】コンセプト決定
お店の方向性を決めるためにもコンセプトはとても大切です。
どのようなお客様に来てほしいのか、売りとなる商品は何か、どんなサービスを提供するのか、どのくらいの価格帯にするのか……など、どんなお店にするのかを決定します。
【4】物件を探す、内装工事
コンセプトに基づいて物件を探します。
一度決定すると変更は難しいので、よく検討して決定してください。
居抜き物件を利用できれば開業資金が抑えられますが、コンセプトに合っていない部分は改装なども必要です。
【5】営業許可や届け出の提出
バー開業に必要な許可や届け出などは下記のようなものになります。
・飲食店営業許可
・食品営業許可
・防火管理者選任届(収容人数が30人以上の場合)
・深夜酒類提供飲食店営業許可(深夜0時以降に酒類を提供する場合)
・特定遊興飲食店営業許可(深夜0時以降も営業するスポーツバーやダーツバーなどの場合)
これらはオープン日までに届け出や許可をもらわなくてはいけません。
開店準備と並行して行い、間に合わないことのないように注意しましょう。
深夜酒類提供飲食店営業許可や飲食店営業許可の届け出方は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
【6】仕入れ先決定
バーの主な商品はお酒です。
仕入れ先となる酒屋さんなどを決定しましょう。
お店によって品ぞろえや価格が異なることがあるので、自分の店のメニュー構成に合った酒屋さんを見つけられると良いですね。
【7】広告宣伝
まずはお店を知ってもらわないとお客様は来てくれません。
チラシを配ったりHPを作ったりと宣伝活動を行いましょう。
【8】オープン
バーを含む飲食店開業の流れやポイントについてはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
飲食店を開業するまでの流れを解説!重要なポイントはこの3つ!
開業してからもバーを長続きさせるコツ
開業してからも売り上げを上げて、長く安定経営させたいものですよね。
バーを上手に経営するためのポイントや注意点をご紹介します。
「接待行為」や「遊興行為」に注意
バーは「深夜深夜酒類提供飲食店」にあたります。
お客様の隣に座っての接客は「接待行為」となり、風営法上の風俗営業になってしまうので禁止ですよ!
また、スポーツバーやダーツバーなど、深夜0時を超えてお客様へ遊興を勧める可能性があるのなら「特定遊興飲食店営業許可」も取っておく必要があります。
お酒の知識と技術をしっかり磨く
バーへは美味しいお酒を楽しみに来る方がほとんどです。
お酒の知識や技術はしっかり磨いて、常に最高のおもてなしをできるように心がけましょう。
バーテンダーの専門学校や通信講座、セミナーなどで専門知識を磨くこともできます。
また、流行りのお酒や人気のお酒などもしっかり押さえ、グラスなどにもこだわりたいものです。
リピーター作り
一度来ていただいたお客様に繰り返し足を運んでもらい、常連客となってもらえるように努力しましょう。
可能であれば名刺など連絡先を頂いてご案内を出したり、お客様の好みや好きなメニューを覚えたりして心地よいサービスを提供しましょう。
常連客にだけ提供する裏メニューなど、ちょっとした特別扱いなども嬉しいものです。
他のお店にはない、このお店だけの魅力があると何度も通ってくれやすいですね。
常連のお客様はまた新たなお客様を連れてきてもくれます。
まとめ
・バーを開業するには「食品衛生責任者」の資格が必要です。講習を1日受けることで取得できますので、忘れずに取得しましょう。
・バーをオープンするのは、お店のコンセプトを固めてから資金準備、物件探し、内装工事、仕入れ先決定、広告宣伝といった流れになります。オープンまでに飲食店営業許可や深夜酒類提供飲食店営業許可なども取っておく必要があるのでこれらの申請も並行して行いましょう。
・オープン後は、心を込めたサービスを提供して常連客作りに力を入れましょう。常連客が新しいお客様を連れてきてくれます。深夜0時以降も営業しているダーツバーやスポーツバーの場合は「特定宗教飲食店営業許可」も必要です。
・開店資金としては一般的には物件取得に関わる費用で250万~500万円程度、当面の運転資金として200万から400万円程度の費用が必要となりますが、当社リース物件をうまく活用すればかなり初期費用を抑えることもできます!
バー 開業に関して何か疑問点やお困りのことがあればお気軽に、札幌すすきのを中心にテナントビルを展開するLCグループにお問合せを!