ホストクラブの内勤とは?仕事内容から給料まで解説!メリットも紹介更新日:2024.06.10
こんにちは!札幌すすきの・函館・旭川を中心にテナントビルを展開するLCグループです!
ホストクラブではホストだけでなく、内勤と呼ばれるスタッフが働いていることをご存じでしょうか。
内勤は、ホストクラブを支える大切な役割!
今回のコラムでは、ホストクラブの内勤についてその仕事内容や給料などを解説します。
ホストクラブで内勤として働くメリットやデメリットも紹介しますので、ぜひご覧ください。
ホストクラブの内勤とは?仕事内容を詳しく紹介
ホストクラブの内勤とは、ホストクラブの運営業務を行うスタッフのこと。
お客さまを接客するホストとは違い、裏方としてお店の営業が円滑に回るように、ホストが接客に集中できるようにお店を整えるのが仕事です。
お店によって「黒服」「ボーイ」「ホールスタッフ」「事務スタッフ」など呼び方が違う場合もあります。
ちなみに、店長や支配人など、管理職も内勤という分類になります。
ホストクラブの内勤になるには、内勤としての募集に応募して雇われるほか、ホストとして働いているうちに内勤に転向するケースがあります。
ホストとして接客も担当しながら内勤として働く人もいますよ。
ホストクラブの内勤の仕事内容
内勤の仕事は、店舗運営業務全般です。
お金や人の管理から雑用も含め、縁の下の力持ちとしてホストクラブを支えています。
具体的にはこんな役割があります。
キャストの付け回し
付け回しとは、どのお客さまのテーブルにどのホストを付けるかを判断して振り分けることです。
新規で来店したお客さまに合いそうなホストを付け、席が盛り上がっていなければ変更するなどもします。
付け回しは、ホストの公平性を保つための新人ホストの営業チャンスをつくるのに重要な役割を果たします。
また、相性の良いホストを付けることができれば、お客さまの満足度も上がり、お店全体の売上アップに貢献できるでしょう。
給仕・ウェイター業務
オーダーがあったドリンクやフードを運ぶ、灰皿やアイス(氷)を交換する、会計伝票を届けるといった、いわゆるウェイター業務も行います。
常にお店全体を見て、ホストやお客さまから呼ばれたとき以外にも必要な対応を迅速に行うことが求められます。
お酒やフードの在庫管理・発注
お店で用意しているお酒やフードの在庫管理と発注業務も内勤の仕事です。
せっかくお酒を頼んでもらっても在庫が切れていて提供できないと、機会損失となって売上が上げられません。
イベントの前などは、注文数を予測して発注する必要があります。
受付・会計
来店されたお客さまの受付をして、年齢確認やシステムの説明を行います。
また、お客さまの退店時の会計も行います。
お店によっては、システムや料金の説明はテーブルについてからホストが行うケースもあります。
開店準備・閉店作業
開店前の掃除、テーブルセッティング、在庫確認、閉店時の掃除なども内勤の仕事です。
そのため、内勤はホストよりも早く出勤し、ホストより遅く退勤するのが一般的です。
掃除は新人ホストが一緒に行うお店もあります。
事務作業
売上集計や給与計算、求人業務、広告、SNS運用など、お客さまの前には出ない事務仕事もあります。
お店の規模によっては、事務作業のみを担当する内勤スタッフがいることも。
求人の際の面接や新人へのレクチャーなども担当します。
そのほかの雑務
ホストの人手が足りなかったり、お客さまから求められたりした場合は、内勤がヘルプとして席につくことも。
シャンパンコールのBGMを選んだり、イベントでの店内装飾を考えたりなど、お店を盛り上げ、お客さまを喜ばせることなら、なんでも内勤の担当といえます。
ホストクラブの内勤の仕事の流れ
内勤スタッフの1日の流れを見てみましょう。
17時:出勤
開店準備のため、開店時間の1~2時間前に出勤となります。
掃除や在庫管理などの営業準備を行います。
19時:開店
お店が開店したら、キャストの付け回しやウェイター業務、会計業務などを行います。
ホストが接客に集中できるよう、裏方業務を一手に引き受けます。
0時:閉店
ホストクラブの営業時間は風営法により深夜24時までと定められています。
条例によって最大深夜25時まで営業が可能な地域もあります。
2時:退勤
退店後は掃除やレジ締めなどの閉店作業を行い、退勤します。
内勤の勤務時間や服装、年齢
ホストクラブの内勤の勤務時間は、開店準備と閉店作業があるので、お店の営業時間+前後1~2時間程度。
休憩1時間を含めて就業時間は9時間、労働時間は8時間程度が多いです。
イベントの日は残業になることもあります。
勤務時の服装は、スーツや白シャツにベストなどが一般的。
ホストが私服で勤務しているホストクラブでも、内勤はかっちりとした服装をしていることが多いです。
また、内勤として働けるのは、深夜労働も可能になる18歳以上(高校生不可)。
ホストは20代が多いですが、内勤は30代以上も多く、経験を積んだ優秀な内勤は重宝されます。
女性の内勤スタッフがいるお店もありますが、その場合はお客さまの目が届かない完全裏方で事務作業のみを担当していることがほとんどです。
ホストクラブの内勤の給料の仕組みや目安もチェック!
ホストクラブの内勤の給料は、固定給が一般的です。
正社員としての雇用であれば、一般の会社の給料と同じような給与体系となり、【基本給+残業代+能力給・インセンティブ(歩合)】という内訳。
基本給は18万~25万円程度で、残業代や手当などがついて月給25万~30万円程度が目安です。
郊外よりも都市部のホストクラブのほうが、給料が高い傾向にあります。
昇進して役職が付いたら役職手当が出たり、担当する店舗の売上目標をクリアするとインセンティブ(歩合給)が出たりすることもあります。
残業代や賞与は基本給を元に計算されるので、基本給が高いほどそれらも高くなります。
ホストクラブの内勤になるメリット・デメリットは?
ホストクラブで、プレイヤーのホストではなく内勤として働くメリットとデメリットを紹介します。
内勤として働いてみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
メリット①給料が安定している
先ほどもご紹介したように、給料は固定給。
お店の売上で給料が大きく左右されないのはもちろん、月給制なら休日が多い月でも月給は同じで、安定した収入を得られます。
優秀なスタッフは昇給や昇格もしやすい業界なので、結果を出せば給料アップも目指せます。
メリット②お酒を飲む必要がない
内勤とは裏方スタッフとしてホストのサポートをする仕事なので、お酒を飲む必要はありません。
「ホストクラブで働いてみたいけど、お酒が飲めないから無理かも…」と思っている方は、内勤として働くのも一つの方法です。
お酒を飲めないとホストになれないというわけではありませんが、ホストなら楽しくお酒を飲めるに越したことはありませんよね。
こちらのコラムでは、ホストに向いている人の特徴をご紹介しています。
メリット③店舗運営や経営の経験を積める
内勤の仕事は、売上管理や発注管理、人材採用・育成、接客など、多岐に渡ります。
店舗業務を幅広く担当するので、店舗運営や経営の経験や知識を身に付けることができます。
特に将来的に事業やお店を運営したいと思っている人には、良い経験になるでしょう。
デメリット①ホストのように高額を稼ぐのは難しい
内勤とは自分で売上を立てる仕事ではないので、ホストのように大きく稼ぐということは難しいです。
ただし、お店にしっかり貢献することで、昇給や昇格もありますよ。
デメリット②ホストよりも拘束時間が長い
お店の開店準備や閉店作業があるため、内勤の勤務時間はお店の営業時間+2~3時間程度とホストよりも拘束時間が長くなります。
ただし、昇格して役職のある内勤は、出勤時間が遅いケースもあります。
デメリット③地味な仕事が多い
きらびやかなホストクラブ勤務とはいえ、内勤は地味な仕事が多いです。
しかし、華やかなホストやお客さまの楽しい時間を支える重要な役割でもあります!
お客さまの喜ぶ顔が見たい、ホストが成長していく姿を見るのが嬉しいという方には、大きなやりがいのある仕事です。
まとめ
●ホストクラブの内勤とは?仕事内容や給料
ホストクラブの内勤とは、店舗運営業務を担う裏方スタッフです。
お店が円滑に回るよう、ホストが接客に集中できるようお店を整える縁の下の力持ち!
キャストの付け回しやウェイター業務、会計、掃除などの店内業務から、お酒やフードの在庫管理、売上集計や給与計算、求人、広告などの事務作業など、幅広く担います。
●ホストクラブの内勤の給料
ホストクラブの内勤の給与体系は固定給が一般的です。
正社員なら、一般の会社と同じように基本給に残業代、各種手当などが加算されます。
基本給は18万~25万円程度が目安ですが、手当やインセンティブの加算や、昇給昇格などで給料アップも目指せますよ。
●ホストクラブの内勤になるメリット・デメリット
ホストクラブの内勤になるメリットは①給料が安定している ②お酒を飲む必要がない ③店舗運営や経営の経験を積めるなど。
一方で、デメリットとして①ホストのように高額を稼ぐのは難しい ②ホストよりも拘束時間が長い ③地味な仕事が多いなどがあります。
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