函館で飲食店を開業!許可申請から助成金まで徹底ガイド更新日:2025.04.28
こんにちは!札幌すすきの・函館・旭川を中心にテナントビルを展開するLCグループです!
函館は北海道南部に位置し、観光地としても人気が高く、新鮮な海の幸も豊富な魅力的な街です。
そんな函館で飲食店を始めるには、どんな許可が必要で、どんな支援が受けられるのか、開業までの流れはどうなっているのかなど、気になることがたくさんあるのではないでしょうか。
今回は、必要な手続きや助成金情報などを詳しくご紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、スムーズな開業の参考にしてください!
函館で飲食店を開業!まずは必要な許可や相談先をチェック
函館に限らず飲食店を開業するには、「営業許可」が必須です。
保健所への申請後、現地調査が行われ、調査終了後約3~4日で営業許可証が交付されます。
営業は許可証を受け取ってからとなりますので、時間に余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。
そのほか、以下のような届出も必要です。
- 開業届
- 防火対象物使用開始届
- 深夜酒類提供飲食店営業届(深夜0時以降に酒類を提供する場合)
また、従業員を雇用する場合は、社会保険や雇用保険、労災保険などの手続きが必要となることもあります。
業種や営業形態によって必要な届出は異なりますので、事前にしっかり確認しましょう。
函館市のポータルサイトでは、申請書の様式などをダウンロードできます。
また、函館市では以下の機関で開業に関する相談や情報提供を行なっていますよ。

函館で飲食店を開業する際に利用できるサポートや助成金
函館市は公益財団法人函館地域産業振興財団と連携し、創業段階に合わせたセミナーの開催や優れた事業計画への資金補助、専門家によるフォローアップなどの創業支援事業を実施しています。
起業に興味のある方から創業間もない方まで、一貫した支援を受けることが可能です。
創業支援事業は基本的に無料で受けられるため、具体的な困りごとがある方はもちろん、「何から始めれば良いかわからない…」という方もぜひ積極的に活用してみましょう。
主な支援には以下のようなプログラムがあります。
創業支援セミナー
これから開業や法人設立を考えている方、創業間もない方を対象としたセミナーです。
金融機関の専門家や地元の起業家を講師に迎え、成功のポイントや実体験に基づくアドバイスを提供しています。
ビジネスプラン作成スクール
ビジネスプランの実現性は起業成功の重要な鍵です。
このスクールでは、プラン作成に必要な知識を学ぶ講義とグループワークを通じて、実践的にビジネスプランを構築していきます。
創業スキルアップ講座
創業予定者や創業間もない方向けに、年間を通じて受講可能な時期に参加できる講座です。
「経営」「財務」「人材育成」「販路開拓」といった創業に必要な4分野について、さまざまなテーマで講座が開催されています。
支援者ネットワークによるフォローアップ
上記セミナーの修了生や助成金申請者からの相談に対して、地域の金融機関や税理士などの専門家ネットワークが連携して課題解決をサポートします。
また、創業時にかかる費用の一部を助成する「創業バックアップ助成金」もあります。
こちらは次で詳しく解説いたします。
函館での飲食店開業で使える「創業バックアップ助成金」を解説
函館市の創業支援事業の一つである「創業バックアップ助成金」は、函館市内に事業拠点を設けて起業に取り組む優れた事業計画に対し、実施費用の一部を補助するものです。
対象となるのは、函館地域に事業拠点を設け、年度内に創業するか創業から5年以内の個人または中小企業者で、具体的な事業計画を持つ方です。
これから飲食店を開業される方ももちろん対象で、製品やサービスに優位性(新規性、創意性、強みなど)があることが条件となっています。
令和元年(2019)度からは従来の「一般枠」に加えて、35歳未満を対象とした「若者枠」も設けられています。
助成額と対象経費
助成金額は【一般枠】が上限500万円、【若者枠】が上限100万円で、審査によって決定されます。
審査結果によっては申請額より少ない金額となる場合もあるようです。
対象となる経費は主に以下の項目です。
【事業開始経費】
- 開業手続き経費
- 設備購入費
- 備品購入費
- 工事費
- 使用料賃借料
【事業実施経費】
- 旅費
- 従業員人件費
- 原材料費
- 委託経費
- 専門家指導費
- その他、財団が認める経費
募集期間と応募方法
2025年度の募集期間は4月1日から5月15日まで。
郵送なら5月15日必着、持参する場合は同日17時までが受付期限です。
創業バックアップ助成金を含む創業支援事業についての詳細は、函館市の市政ポータルサイトをご確認ください。
の助成金制度は毎年実施されていますので、翌年度以降の申請を検討している方も定期的に情報をチェックしておくと安心です。
※2025年4月時点の情報です。
2018年から毎年公募されているため、定期的に確認してみましょう。
最新の情報は公式サイト等からご確認ください。
函館で飲食店を開業する流れもチェック!
飲食店の開業準備は通常6カ月~1年ほど必要です。
効率的に進めるため、開業までの流れを把握しておきましょう。
1. 事業計画(コンセプト設計、事業計画書作成)
差別化できる明確なコンセプトが成功の鍵です。
ターゲット層、提供する価値、強みを明確にし、それに基づいた実現可能な収支計画を立てましょう。
なお、金融機関からの融資を受ける際にも事業計画書は必須となります。
事業の方向性を決める重要なステップなので、十分な時間をかけて検討することが大切です。
2. 店舗準備(物件選定、内装工事、厨房設計、メニュー作成)
立地を含む物件の選定は集客に大きく影響する重要な要素です。
物件内見時には内装業者も同行すると、工事の可否や費用感をその場で確認できて効率的です。
メニューは函館の新鮮な海産物を生かす・特産品をこれまでにはない食べ方で提供するなど、差別化にも取り組むなど、函館ならではのアイデアを組み込むと、インバウンドの集客も見込めます。
インバウンド対策については「インバウンド集客で飲食店の売上アップ!北海道で効果的な対策」でもお伝えしています。
また、函館では本町エリアが観光客も多く飲食店に適しています!
LCグループでは本町を中心に多数のテナントビルを所有しており、飲食店出店に最適な物件を取り揃えています。
函館のテナントビルページでご紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
函館の本町エリアの魅力については「函館の本町の特徴や魅力をご紹介!歴史からおすすめポイントまで詳しく」でも詳しくご紹介しています。
3. オペレーション準備(仕入れ先契約、従業員採用、備品準備)
安定した品質の食材を適正価格で仕入れられる業者を選定し、良好な関係を構築しましょう。
従業員採用は開業1カ月前が目安で、オープン前は研修期間を設けることが重要です。
また、調理器具や食器、レジなどの備品も漏れのないように準備しておきましょう。
そのほかオープン前にシミュレーションも行なっておくと、スムーズな運営につながります。
4. 開業手続き(許認可申請、各種届出)
各種届け出や申請は手続きや審査に時間がかかることもあるため、開業日から逆算して余裕を持って進めましょう。
必要な手続きを漏れなく行うことが円滑な開業への第一歩です。
まとめ
●函館で飲食店を開業! まずは必要な許可や相談先をチェック
函館で飲食店を開業するには「営業許可」が必須です。
そのほか、開業届けや防火対象物使用開始届、必要に応じて深夜酒類提供飲食店営業届、社会保険や雇用保険の手続きが必要となることも。
商工会議所や北海道中小企業総合支援センターなどでも、開業に関する個別相談や情報提供を行なっています。
●函館で飲食店を開業する際に利用できるサポートや助成金
函館市では開業を目指す方や開業後すぐの方を対象に、創業支援事業を実施しています。
創業支援セミナーやビジネスプラン作成スクール、創業スキルアップ講座などが開催され、専門家によるフォローアップも受けられます。
これらの支援は基本的に無料で受けられるため、開業準備中の方は積極的に活用しましょう。
●函館での飲食店開業で使える「創業バックアップ助成金」を解説
創業バックアップ助成金は、函館市内に事業拠点を設けて起業する優れた事業計画に対し、費用の一部を補助するものです。
一般枠(上限500万円)と35歳未満の若者枠(上限100万円)があり、事業開始経費や事業実施経費が対象となります。
2025年度の募集期間は4月1日から5月15日までとなっており、近年は毎年公募されています。
●函館で飲食店を開業する流れもチェック!
飲食店開業には事業計画の作成から始まり、店舗準備、オペレーション準備、開業手続きと進みます。
差別化できる明確なコンセプトが成功の鍵で、物件選定も集客に大きく影響します。
函館の本町エリアは観光客も多く飲食店に適しており、LCグループでは本町を中心に最適な物件を取り揃えています。
LCグループは札幌・函館・旭川で貸しビル事業・ビルメンテナンス・不動産事業などを行なっています。
テナント探しやビルメンテナンスなどでお困りの方は、LCグループへお気軽にお問い合わせください!
