居抜き物件の探し方は?探す方法やチェックポイントをご紹介更新日:2021.03.31
こんにちは!札幌すすきのを中心にテナントビルを展開するLCグループです!
お店を開業する際のテナント探しでぜひチェックしたいのが「居抜き物件」。
居抜き物件を上手に活用すると、開業の準備時間やコストを大きく抑えることができます。
でも、「居抜き物件をどうやって探せばよいのかわからない」という方も多いはず。
そこで今回は、居抜き物件の探し方について紹介。
居抜き物件の上手な探し方や内見時のチェックポイントをお伝えします!
居抜き物件のメリットやデメリットについても、あわせてお話しします。
居抜き物件とは?まずは基本を確認!
居抜き物件とは、前のお店が使用していた内装や設備、什器などがそのまま残されており、入居後は引き継いで使用できる物件のことです。
通常、お店がテナントから抜ける際は内装や設備、什器等をすべて取りのぞいて「スケルトン状態」にして退去します。
新しく入るお店は、このスケルトン状態から内装工事や設備工事をしてお店を整えます。
残された内装や設備をそのまま使うことができれば大がかりな工事は不要ですので、開業にかかる時間や費用を大きく抑えることができますよね。
壁紙や厨房設備が残っているケースや、テーブルや椅子、食器までそのまま残っているケースなど、状態はテナントによってさまざまです。
居抜き物件はどう探す? 3つの探し方を紹介
通常の不動産サイトなどで居抜き物件を目にしたことはありますか?
「居抜き物件はどう探したらいいのだろう?」という方に、3つの探し方をご紹介します。
居抜き物件専用サイトを使って探す
不動産情報サイトはたくさんありますが、その中でも居抜き物件を専門に扱っているサイトを使って探しましょう。
居抜き物件全般を扱っているサイト、飲食店や美容室など業種に特化した居抜き物件のサイトなどがあります。
希望の業態や出店エリアで検索をして絞り込んでみましょう。
多くのサイトでは会員登録をしておくことで新着情報が届くようになりますので、こまめにチェックを。
地元に強い不動産会社を使って探す
テナントを扱っている不動産会社を使って探す方法もあります。
このときのコツは、出店予定のエリアを得意とする不動産会社に相談することです。
地域密着で長く営業している不動産会社なら、そのエリアの情報をたくさん持っています。
「これから募集を出そうと思っていた」なんて最新情報をゲットできる可能性も!
エリアがある程度決まってから相談すると良いでしょう。
自分の足で歩いて探す
出店希望のエリアに足を運んで、自分の目で探してみるのも方法のひとつ。
エリアの雰囲気や利用者層、駅からの距離や利便性なども直接感じ取ることができます。
募集がされていない空き店舗でも問い合わせてみると交渉できた! なんてこともありますよ。
居抜き物件の情報は通常の物件よりも少ないです。
さらに人気の物件は早い者勝ちで、あっという間に決まってしまうこともよくあります。
上記3つの探し方を組み合わせて、新着情報をいち早くチェックしましょう。
居抜き物件を探す際に見るべきチェックポイント
条件に合った居抜き物件を見つけらたらラッキー!
でも焦ってすぐに契約してはいけません。
居抜き物件を探す際には、こんなポイントも必ずチェックしましょう。
設備はきちんと動くかどうか
居抜き物件に残されている設備は、いわば「中古」の設備です。
問題なく使えるかどうか動作確認を忘れずに。
いつ頃購入したものか、劣化具合はどの程度か、保証期間の残りや取扱説明書の有無なども確認しましょう。
設備の中にリース品はないか
店舗で使う設備はリースで手配しているケースも多いです。
内見のときにはあったけど、実はリース品で入居時にはすでに返却されていた……なんてことのないよう、リース設備がないかも必ず確認をしましょう。
水道、ガス、電気、排気設備のスペックは十分か
水道やガス、電気、排気設備の必要な能力や容量は、お店の業態によって異なります。
たとえば同じ飲食店でもカフェと本格中華料理店なら、必要な火力や排気能力には大きな差があるでしょう。
設備能力が合わないと工事が必要となることもあるので、自分のお店に見合ったものかチェックをしましょう。
自分が考えるお店にそのまま使うことができる物件か? というチェックは必須です。
また、内装が残っているお店をそのまま使うなら、そこで自分のお店が営業している様子もイメージしてみましょう。
居抜き物件のメリット・デメリットも知っておこう
居抜き物件で内装・設備工事を最小限にできれば、開業に向けた準備時間や費用を大きく抑えることができます。
初期費用を抑えて開業できることは居抜き物件の最大のメリットです!
また、前の店舗と同じような業態のお店を開業するなら、イメージを引きついで前のお客さんを呼び込める可能性もあるでしょう。
ただし、居抜き物件にもデメリットはあります。
内装や設備がすでにあるので、自分のイメージ通りのお店にするのが難しくなってしまう可能性があるのです。
どうしてもイメージが合わずつくり直すなら、内装や設備の撤去費用がかかるため、かえってコストが上がってしまうなんてことも!
新品と比べて内装の劣化や設備の故障の可能性が高いことも、念頭に入れておいてくださいね。
また、メリットとは逆のパターンで前の店舗のイメージや評判が悪かった場合は、そのまま悪いイメージを引き継いでしまうケースもあります。
居抜き物件のメリットやデメリットは、こちらでも詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
まとめ
●居抜き物件とは?
居抜き物件とは前の店舗の内装や設備がそのまま残されていて、新しく入居したお店がそれらを引き継いで使うことができる物件こと。
大がかりな内装工事や設備工事を省略することができるので、開業に向けた準備やコストを削減することができます。
●居抜き物件の3つの探し方
居抜き物件の探し方には、①居抜き物件専用サイトで探す ②地域密着の不動産会社で探す ③自分の足で探す という方法があります。
居抜き物件の情報は少なく、早い者勝ちですぐに決まってしまうため、3つの方法を組み合わせて最新情報をチェックしましょう。
●居抜き物件を探す際に見るべきチェックポイント
居抜き物件では残された設備がちゃんと使えるか、自分のお店に合っているかいるかという点が重要。
せっかく残っていても壊れていたりお店に合わなかったりするなら意味がありません。
●居抜き物件のメリット・デメリット
居抜き物件を上手に活用すれば開業コストを大きく削減できるというメリットが!
前のお店が地域の方に愛されていたなら、優良顧客を引き続き捕まえることもできるでしょう。
ただし、残されている内装や設備はいわば「中古品」。きちんと動くか、自分のお店に合っているかは要確認。
合わないと交換や工事でかえって高くついてしまう可能性もあるので注意しましょう。
前の店舗の退店理由や評判などもチェックしておきましょう。
飲食店の開業をご検討されている方で疑問点やお困りのことがあれば、札幌すすきのを中心にテナントビルを展開するLCグループの磯へお気軽にお問い合わせください!